毎年11月3日 9:30~16:30

2003年11月初稿 メールはこのアドレスへお願いします

 この日は最大の見せ場お旅所への「曳込み」「曳出し」が行われる。そのため12:00前には「総合庁舎」横に曳山が勢揃いしている。まずは12:00に唐津神社の御輿が台車に乗せられて曳き込まれ,12:20頃から赤獅子の曳込みが始まる。最後の七宝丸の曳込みが終わるのは13:30頃になるだろう。その後は15:00の曳出しまで曳山はその場に置かれている。

 昔は砂浜で曳山を曳いたそうだが,現在はかつて砂浜であった場所に建てられた大成小学校(←2004年に閉校となりました)のグラウンドが使われる。普段はジャングルジムや鉄棒があるがくんち前になると遊具やフェンスは撤去されグラウンドは掘り返され砂浜に近い状態にされる。仮設の桟敷席も設営される。

大成小学校前の歩道橋

大成小学校前の歩道橋
大成小学校

大成小学校

普段はこんな感じ

普段はこんな感じ
くんち直後でまだ轍

くんち直後でまだ轍が残っていました。

唐津神社

唐津くんちは「唐津神社」の秋祭りです。唐津神社は曳山展示場の前にあります。
唐津神社の御輿

まず12:00から唐津神社の御輿が曳き込まれます。

大石神社の御輿

続いて「七町八町事件(「鯱」と「七宝丸」のどちらが先に巡行するか)」の解決に尽力した大石神社の御輿が曳き込まれます。
赤獅子は曳込みのとき御幣

赤獅子は曳込みのとき御幣ごへい(「おんべい」「おんべ」とも言うらしい)を付けます。一番曳山にだけ許される特権です。

曳込み中の鯛

曳込み中の鯛,曇り空,パターン測光,F4.0,1/200秒
曳込み中の七宝丸

曳込み中の七宝丸,曇り空,パターン測光,F4.0,1/250秒

唐津くんちのポスター

近年の唐津くんちのポスターは全て曳込み直前の写真が使われている,曇り空,パターン測光,F4.0,1/320秒
曳込みが終わって

曳込みが終わって,曇り空,パターン測光,F4.0,1/320秒


■ 測光が難しい曳山

 曳山の中には測光が難しいヤマがある。それは「源義経の兜」「武田信玄の兜」「上杉謙信の兜」の兜シリーズである。理由は至近距離から撮影の場合,面頬(顔面プロテクター)が黒いために測光をカメラ任せにすると背景が白とびするのだ。実際に見て頂こう。両方とも測光は「パターン測光(=画面全体を平均して測光)」にしてカメラ任せにしている。

青獅子

青獅子はちゃんと撮れるが…,晴天,パターン測光,F4.0,1/500秒
上杉謙信の兜は背景が白とびする

上杉謙信の兜は背景が白とびする,晴天,パターン測光,F4.0,1/200秒

 兜シリーズは「スポット測光(=中心部のみを測光)」か「中央重点測光(=中心部に重点をおきながら中心部周辺も加味して測光)」にした方が無難かも知れません。
 または青獅子などの曳山を撮影して,同じ「シャッタースピード」と同じ「絞り」で撮影した方が良いかも知れません。

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