リソグラフでデジタルデータをきれいに印刷する方法
(リソグラフはパソコンのプリンタだった)

2011年5月27日メールはこのアドレスへお願いします

リソグラフをご存じだろうか?。一般の人は知らない人も多いだろうが,学校現場などでは印刷物を印刷する機械(輪転機)として大活躍している。学校では数百枚~千枚を超える印刷をすることがよくある。これだけの枚数になるとパソコンのプリンタでは時間もコストもかかるのでリソグラフを使うことになる

パソコンのプリンタで生徒の人数分だけ印刷するとコストがかさむのでリソグラフを使うことになるのだが,プリンタで紙に印刷したものを(コピーをとるときのように)リソグラフのガラス製版面にのせて製版しても(特に写真などの画像データの場合は)細部が潰れてしまいきれいに印刷できない。何とかもっときれいに印刷できないかとネットで検索していたら,最近のリソグラフではUSBポートがあってUSBフラッシュメモリーを挿したりパソコンと直接接続できると書いてあったことに驚愕した。

今まで「リソグラフは製版面に紙の原稿を押し当てて読み取ることで印刷するもの」と思い込んでいた。そこで身近にあるリソグラフを直接見に行った。RZ570という少し型が古いタイプのものだったのでUSBポートは無かったが一昔前のプリンタ用パラレルインターフェースが付いていた。

そこで更に詳しく調べていくとこのページ(販売終了のリソグラフの機種)からRZ5/RX5 Series用WindowsXPドライバ(2.67MB)を見つけた(PDF取扱説明書(9.03MB)はこちら)。早速ダウンロードしてパソコンにインストールするとプリンタとして認識された。

パソコンとリソグラフをプリンタケーブルで繋いで,リソグラフの電源を入れて印刷してみた。リソグラフ側で設定をする必要は何もなくて,プリンタケーブルで接続した後は,パソコン側で普通に印刷するだけである。しばらくすると「製版しています」の表示が出て自動的に印刷が始まった(ただしアプリケーション側で「部単位で印刷」という項目があるときはチェックを外さないと非効率的になってしまう)。いったん紙に印刷して製版するよりは画質も格段に良かった。

今日になるまでこんな使い方ができるとは知らなかった。

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