学校情報化の落とし穴 Vol.12

2005年4月15日

■ ホームページのクラッキング

佐賀県立佐賀X高等学校のO校長(仮名,56歳)のところに県民から電話がかかってきました。「今そちらの高校のホームページを見させて頂いているのですが変な国旗しか表示されません。佐賀X高等学校のホームページの URL を教えてもらえないでしょうか?」と言われました。

おかしいなと思いながら自分のパソコンから学校のホームページを見てみると,見たこともないページが表示されました。URL を確認しましたが,確かに自分の学校のホームページのアドレスです。何かおかしなことが起こっていることを確信したO校長はその旨を説明して電話を切りました。その後,すぐに情報担当者を呼び対応をはじめました。


■ 教訓その12

ホームページ改ざん時の対応手順を確認しておこう

佐賀X高等学校のホームページはクラッキングを受けて,不正に改ざんされていたのです。サーバー設置者は佐賀X高等学校ではないために学校には何の責任もありませんが,関係機関と連絡のうえ迅速な対応が必要となります。どんなに対策を取っていてもクラッカーの手にかかればホームページの改ざんなどたやすいことです。

大変だ!! 熊本大学のトップページがクラックされている(登大遊さんのページ,2005年4月15日)
価格.comが一時閉鎖、不正アクセスでトロイの木馬を仕込まれる(Internet Watch,2005年5月16日)

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