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佐賀市大和町の官人橋(赤い鉄橋)そばの263号線沿いの乙文殊宮入り口 |
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乙文殊宮は文殊菩薩を本尊とする神社で、地元では「もいっさん」と呼ばれ親しまれています。
文殊菩薩は、諸仏の知恵をつかさどる仏様で、「文殊の知恵」とも言われるように、学業成就に霊験があると信じられ、受験・就職の合格祈願の参拝者が多く訪れます。
乙文殊宮の下宮から約五百メートル登ったところにある上宮は、別名「落書堂」とも呼ばれており、建物の内外にたくさんの合格祈願が書かれていることで有名です。
江戸期の寛文五年(一六五五)に、佐賀藩士大木惣右衛門が二代藩主鍋島光茂の命を受けて編纂した『肥前古跡縁起』には「(河上大明神の)御神殿の東に乙大明神有り。本地文殊菩薩埵の山にして、御身神体は四方二丈許り成大石、淀姫の乙の御妹」であると書かれています。
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