2021年7月31日加筆 | |
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2005年2月10日加筆 | |
2005年1月31日加筆 | |
2005年1月25日 |
出力結果 dvipdfmx -r 2400 kagaku.dvi
化学構造式描画サンプル 2006/2/9
センター試験問題の利用について
以前,私が電話で大学入試センターに試験問題の利用について尋ねたことがあるのだが「著作権は大学入試センターにあるが,今のところ利用については特に制限を設けていないので自由に使ってもらって結構です」という趣旨の返事を聞いた。その後,再確認をしたわけではないが,このページで利用することは特に問題はないのでは無かろうか?。詳しいことをご存じの方は教えて下さい。
質問
私の所では kagaku.dvi を dvipdfmx.exe で PDF に変換すると(下準備として BMP ファイルを EPS ファイルに変換して,TeX ソースファイルも *.bmp を *.eps に書き直しました),変換自体は正常に終了しファイルは作成されるが Adobe Reader 7.0 で見ようとすると「文書を読み取り中に問題が発生しました(110)。」と出ます。原因がお分かりの方は教えて下さい(たぶんフォントの問題のようですね…,もう少し調べてみます)。第2問の問4などの「×」などのフォントが表示されていません。
原因が分かったような…,2005/1/31
このファイルは Windows2000 SP4 と角藤版 W32TeX Web2C-7.5.4 標準インストール(pTeX-3.1.8)で作成したつもりでしたが,ハードディスクの空き容量が少なかったために,標準インストールとされるアーカイブ群から,いくつかを間引きしていました。そのため t1fonts.tar.gz をインストールしておらず Computer Modern Font がビットマップ(Type 3)になってしまい,エラーが出ていたようです(ビットマップのままでエラーが出ないようには出来ないのでしょうか?)。t1fonts.tar.gz をインストールすると Type 1 として埋め込まれ,エラーは出なくなりました。ただし下の WindowsXP と同じ WARNING が出るようになりました。
さらに実験しました
自宅の WindowsXP Professional SP2 と角藤版 W32TeX Web2C-7.5.4 フルインストール(pTeX-3.1.8)で作成した PDF ではエラーは起こりませんでした。ただし次のような Warning が表示される。
情報をお持ちの方はご連絡下さい。
ソース
% % kagaku.tex 作成者: gbb60166@gmail.com % 2005年1月15日実施、大学入試センター試験「化学IB」から引用 % % platex kagaku5 % dvipdfmx -r 2400 kagaku5 % \documentclass[a4j]{jarticle} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx}% 画像を扱うためのパッケージ \usepackage{xymtex}% 化学構造式を書くためのパッケージ \usepackage{epic,eepic}% 簡単な図を書くためのパッケージ % % TeX で化学構造式を書くための,XyMTeX パッケージは次の URL から入手 % できます。 % http://homepage3.nifty.com/xymtex/fujitas3/xymtex/index.html \textwidth=130mm \makeatletter% +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ \def\@マークシート#1{\ifcase#1\or {\marksheet 1}\or {\marksheet 2}% \or {\marksheet 3}\or {\marksheet 4}\or {\marksheet 5}% \or {\marksheet 6}\or {\marksheet 7}\or {\marksheet 8}% \or {\marksheet 9}\else\@ctrerr\fi\relax} \def\マークシート#1{\@マークシート{\@nameuse{c@#1}}} \makeatother% ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ \newcounter{toi} \newcounter{subtoi}[toi] % 問題番号カウンター \newcounter{kaitou} % 解答欄カウンター % 問、小問の自動ナンバーリング \def\toi{\refstepcounter{toi}\par % 問 \hspace*{-1.8zw}\makebox[3.4zw][r]{\LARGE\bfseries 第{\bfseries\textsf{\arabic{toi}}}問}% \hspace{1zw}\hangindent=0zw} \def\itemtoi{\refstepcounter{subtoi}% \item[問{\mrksht\arabic{subtoi}}]\hskip1zw} % 小問 \def\kaitouran{\refstepcounter{kaitou}\sikaku{\mrksht\arabic{kaitou}}} % gbb60166@gmail.com が作成したフォントの読み込み \font\marksheet=msheet \font\mrksht=msheet2 \def\のうち#1#2#3{#1の{\marksheet 1}~{\marksheet #2}の% うちから一つ選べ。{#3}\kaitouran} \def\sikaku#1{{\fboxrule=1.5pt% \ \fbox{\rule[4pt]{0pt}{2pt}\hskip12pt{\mrksht#1}\hskip12pt}\ }} \def\次の問い#1#2#3{次の問い({\bfseries 問{\mrksht1}~{\mrksht#1}})に答えよ。 〔{\bfseries 解答番号}\sikaku{1}~\sikaku{#2}〕(配点 {#3})} \def\mb#1{\makebox[8ex]{#1}} \def\mbb#1{\makebox[12ex]{#1}} \def\mbbb#1{\makebox[15ex]{#1}} \renewcommand{\labelenumi}{\マークシート{enumi}} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% % ■ 化学特有の単位の定義 \def\mol{\,\textrm{mol}} \def\kJ{\,\textrm{kJ}} \def\moll{\,\textrm{mol}/l} \def\cmol{\,\textrm{C}/\textrm{mol}} \def\atmlkmol{\,\textrm{atm}・l /(\textrm{K・mol})} \def\doc{\,{}^\circ \textrm{C}}% 度Cのつもり \def\atm{\,\textrm{atm}} \def\kjmol{\kJ/\mol} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \begin{document} \begin{center} \fbox{ \begin{minipage}[t]{0.85\textwidth} 必要があれば,原子量は次の値を使うこと。 \medskip \(\textrm{H} \quad 1.0 \qquad \textrm{C} \quad 12 \qquad \textrm{O} \quad 16 \qquad \textrm{Cl} \quad 35.5 \qquad \textrm{Cu} \quad 63.5 \qquad \textrm{Zn} \quad 65.4\) \medskip \end{minipage} } \end{center} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 一 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \setcounter{kaitou}{0} \toi \次の問い{3}{6}{19} \begin{description} % ====================== 一 問1 ========================== \itemtoi 次の{\bfseries a}~{\bfseries d}に当てはまるものを,それぞれの 解答群の{\marksheet 1}~{\marksheet 6}のうちから一つずつ選べ。 {\bfseries a}\begin{minipage}[t]{0.885\textwidth} 2個の水素原子から水素分子ができるときのしくみに最も関係の深いもの\\ \sikaku{1} \end{minipage} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[5zw][l]{陽子の共有} \hskip7zw {\marksheet2} \makebox[5zw][l]{電子の共有} \hspace*{0.5zw} {\marksheet3} \makebox[5zw][l]{中性子の共有} \hskip7zw {\marksheet4} \makebox[5zw][l]{陽子と中性子の反発} \hspace*{0.5zw} {\marksheet5} \makebox[5zw][l]{陽子と電子の反発} \hskip7zw {\marksheet6} \makebox[5zw][l]{中性子と電子の反発} {\bfseries b} イオン化エネルギーの大きい順に並べたもの\sikaku{2} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[10zw][l]{He $>$ H $>$ Li} {\marksheet2} \makebox[10zw][l]{He $>$ Li $>$ H} {\marksheet3} \makebox[10zw][l]{H $>$ Li $>$ He} \hspace*{0.5zw} {\marksheet4} \makebox[10zw][l]{H $>$ He $>$ Li} {\marksheet5} \makebox[10zw][l]{Li $>$ H $>$ He} {\marksheet6} \makebox[10zw][l]{Li $>$ He $>$ H} {\bfseries c} 塩素の同位体どうしで異なるもの\sikaku{3} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[10zw][l]{価電子数} {\marksheet2} \makebox[10zw][l]{原子番号} {\marksheet3} \makebox[10zw][l]{全電子数} \hspace*{0.5zw} {\marksheet4} \makebox[10zw][l]{中性子数} {\marksheet5} \makebox[10zw][l]{陽子数} {\marksheet6} \makebox[10zw][l]{イオンの価数} {\bfseries d} 沸点の高い順に並べたもの\sikaku{4} \setcounter{kaitou}{4} \begin{enumerate} \item エタン $>$ エタノール $>$ メタン \item エタン $>$ メタン $>$ エタノール \item メタン $>$ エタノール $>$ エタン \item メタン $>$ エタン $>$ エタノール \item エタノール $>$ エタン $>$ メタン \item エタノール $>$ メタン $>$ エタン \end{enumerate} % ====================== 一 問2 ========================== \itemtoi 電気陰性度および分子の極性に関する記述として正しい ものを,\のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item 共有結合からなる分子では,電気陰性度の小さい原子は, 電子をより強く引きつける。 \item 第2周期の元素のうちで,電気陰性度が最も大きいのは リチウムである。 \item ハロゲン元素のうちで,電気陰性度が最も大きいのは フッ素である。 \item 同種の原子からなる二原子分子は極性をもつ。 \item 酸素原子と炭素原子の電気陰性度には差があるので, 二酸化炭素は極性分子である。 \end{enumerate} % ====================== 一 問3 ========================== \itemtoi 化学結合に関する記述として{\bfseries 誤りを含むもの}を, \のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item アンモニウムイオンの4個のN--H結合の性質は,互いに区別 できない。 \item ナフタレン分子の原子間の結合は共有結合である。 \item 塩化ナトリウムの結晶はイオン結合からなる。 \item ダイヤモンドでは,炭素原子が共有結合でつながっている。 \item 金属ナトリウムでは,ナトリウム原子の価電子は,金属全体を 自由に動くことができない。 \end{enumerate} \end{description} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 二 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \setcounter{kaitou}{0} \toi \次の問い{5}{5}{19} \medskip \begin{description} % ====================== 二 問1 ========================== \itemtoi 蒸気圧に関する次の文章中の空欄\sikaku{\bfseries a}・\sikaku{\bfseries b}に 当てはまる数値の組合せとして最も適当なものを, \のうち{下}{6}{ただし,気体は理想気体とし, 気体定数は\(R=0.082\atmlkmol\)とする。} \vskip1zh 図1は水の蒸気圧曲線を示す。大気圧0.80\atm で水は \(\sikaku{\bfseries a}\doc\)で沸騰する。また,水\(0.10\mol\)を 容積22.4 $l$の真空容器に入れたとき,\(60\doc\)において容器内の 圧力は\sikaku{\bfseries b}\atm である。 \vskip3ex \unitlength=0.8mm \begin{figure}[h] \begin{center} \begin{picture}(94,54)(-10,-10) \multiput(0,0)(0,4){12}{\line(1,0){84}} \multiput(0,0)(7,0){13}{\line(0,1){44}} \put(0,-3){\makebox(0,0){\small 0}} \put(14,-3){\makebox(0,0){\small 20}} \put(28,-3){\makebox(0,0){\small 40}} \put(42,-3){\makebox(0,0){\small 60}} \put(56,-3){\makebox(0,0){\small 80}} \put(70,-3){\makebox(0,0){\small 100}} \put(84,-3){\makebox(0,0){\small 120}} \put(92,-3){\makebox(0,0){\small (${}\doc$)}} \put(45,-8){\makebox(0,0){\small 温 度}} \put(43,-14){\makebox(0,0){\small 図 1}} \put(-4,0){\makebox(0,0){\small 0}} \put(-4,8){\makebox(0,0){\small $0.2$}} \put(-4,16){\makebox(0,0){\small $0.4$}} \put(-4,24){\makebox(0,0){\small $0.6$}} \put(-4,32){\makebox(0,0){\small $0.8$}} \put(-4,40){\makebox(0,0){\small $1.0$}} \put(0,47){\makebox(0,0){\small (atm)}} \put(-12,26){\makebox(0,0){\small 蒸}} \put(-12,18){\makebox(0,0){\small 気}} \put(-12,10){\makebox(0,0){\small 圧}} \thicklines \bezier{400}(0,0)(60,0)(71,44) \end{picture} \end{center} \end{figure} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \begin{tabular}{|c|c|c|}\cline{2-3} \multicolumn{1}{c|}{}& \mbb{\bfseries a} & \mbb{\bfseries b} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & 94 & 0.10 \\ \hline {\marksheet 2} & 94 & 0.12 \\ \hline {\marksheet 3} & 94 & 0.20 \\ \hline {\marksheet 4} & 100 & 0.10 \\ \hline {\marksheet 5} & 100 & 0.12 \\ \hline {\marksheet 6} & 100 & 0.20 \\ \hline \end{tabular} % ====================== 二 問2 ========================== \itemtoi 物質の状態に関する記述として下線部に{\bfseries 誤りを含むもの}を, \のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item ピストン付き密閉容器内の気体の温度を一定にしたまま体積を 小さくすると,\underline{単位時間・単位面積あたり容器の壁に 衝突する分子の数が増える}。 \item 温度を上げると気体中の分子の拡散が速くなるのは, \underline{気体の分子がエネル}\\ \underline{ギーを得て,その運動が活発になるからである}。 \item 蒸気圧が一定の密閉容器内では,\underline{液体の表面から 飛び出した分子は再び液}\\ \underline{体中に戻らない}。 \item 大気中に放置したビーカー中の液体が蒸発して次第にその量が 減少するのは,\underline{蒸発した分子が空気中に拡散していくからで ある}。 \item 固体から液体へ状態が変化すると,この物質を構成する分子は, \underline{融解熱に}\\ \underline{相当するエネルギーを得て,自由に移動できるようになる}。 \end{enumerate} % ====================== 二 問3 ========================== \itemtoi 次に示す濃度\(0.10\ \textrm{mol/kg}\)の 水溶液{\bfseries a}~{\bfseries c}について,沸点の高い順に並べたものとして 正しいものを,\のうち{次}{6}{} \bigskip \hspace*{0.5zw}{\bfseries a} 塩化マグネシウム水溶液\\ \hspace*{0.5zw}{\bfseries b} 尿素水溶液\\ \hspace*{0.5zw}{\bfseries c} 塩化カリウム水溶液\\ \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{a}>\textbf{b}>\textbf{c}\)} \hskip7zw {\marksheet2} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{a}>\textbf{c}>\textbf{b}\)} \hspace*{0.5zw} {\marksheet3} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{b}>\textbf{a}>\textbf{c}\)} \hskip7zw {\marksheet4} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{b}>\textbf{c}>\textbf{a}\)} \hspace*{0.5zw} {\marksheet5} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{c}>\textbf{a}>\textbf{b}\)} \hskip7zw {\marksheet6} \makebox[5zw][l]{\(\textbf{c}>\textbf{b}>\textbf{a}\)} % ====================== 二 問4 ========================== \itemtoi 酸素は\(1.0\atm\)のもとで\(1.0\,l\)の水に対して, \(4\doc\)では\(2.0\times 10^{-3}\mol\), \(40\doc\)では,\(1.0\times 10^{-3}\ \textrm{mol}\)溶ける。 \(40\doc\),\(2.0\atm\)のもとで\(2.0\,l\)の水に 溶ける酸素の量は,\(4\doc\),\(1.0\atm\)のもとで \(1.0\,l\)の水に溶ける量の何倍か。最も適当な数値を, \のうち{次}{5}{ただし,酸素は十分な量存在するものとする。}倍 \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[4zw][l]{0.25} {\marksheet2} \makebox[4zw][l]{0.50} {\marksheet3} \makebox[4zw][l]{1.0} {\marksheet4} \makebox[4zw][l]{2.0} {\marksheet5} \makebox[4zw][l]{4.0} % ====================== 二 問5 ========================== \itemtoi 水溶液中で水素イオンと水酸化物イオンから 水\(1\mol\)が生じるとき,\(56.5\kJ\)の中和熱が発生する。 また,水に溶けているアンモニア\(1\mol\)と硝酸\(1\mol\)(電離度 1とする)が反応するときの反応熱は\(51.5\kJ\)である。 水に溶けているアンモニアが水と反応して,アンモニウムイオンを生じる ときに出入りする熱量として最も適当なものを,\のうち{次}{6}{} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[14zw][l]{\(5.0\kjmol\)の吸熱} {\marksheet2} \makebox[14zw][l]{\(54.0\kjmol\)の吸熱} \hspace*{0.5zw} {\marksheet3} \makebox[14zw][l]{\(108.0\kjmol\)の吸熱} {\marksheet4} \makebox[14zw][l]{\(5.0\kjmol\)の発熱} \hspace*{0.5zw} {\marksheet5} \makebox[14zw][l]{\(54.0\kjmol\)の発熱} {\marksheet6} \makebox[14zw][l]{\(108.0\kjmol\)の発熱} \end{description} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 三 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \setcounter{kaitou}{0} \toi \次の問い{6}{6}{19} \begin{description} % ====================== 三 問1 ========================== \itemtoi 酸と塩基に関する記述として正しいものを,\のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item 酸や塩基の電離度は濃度によらない。 \item 水酸化バリウム水溶液に希硫酸を加えていくと沈殿が生じ,中和点では 水に溶けているイオンの濃度が最小になる。 \item \(1.0\times 10^{-2}\moll\)の硫酸中の水素イオン 濃度は\(1.0\times 10^{-2}\moll\)である。 \item \(1.0\times 10^{-4}\moll\)の塩酸を水で\(10^{4}\)倍に 薄めると,pHは8になる。 \item 酢酸ナトリウム水溶液は弱酸性である。 \end{enumerate} % ====================== 三 問2 ========================== \itemtoi 次の記述{\bfseries a}~{\bfseries c}中の空欄\sikaku{\bfseries ア}~\sikaku{\bfseries ウ}に 当てはまる陽イオンの組合せとして最も適当なものを,\のうち{下}{8}{} \bigskip \hspace*{0.5zw}{\bfseries a}\begin{minipage}[t]{0.885\textwidth} 陽イオン\sikaku{\bfseries ア}を含む水溶液にクロム酸 カリウム水溶液を加えると,黄色の沈殿が生じた。 \end{minipage} \hspace*{0.5zw}{\bfseries b}\begin{minipage}[t]{0.885\textwidth} 陽イオン\sikaku{\bfseries イ}を含む水溶液に水酸化 ナトリウム水溶液を加えると,赤褐色の沈殿が生じた。 \end{minipage} \hspace*{0.5zw}{\bfseries c}\begin{minipage}[t]{0.885\textwidth} 陽イオン\sikaku{\bfseries ウ}を含む酸性水溶液に硫化水素を 通じると,黒色の沈殿が生じた。 \end{minipage} \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|}\cline{2-4} \multicolumn{1}{c|}{}& \mbb{\bfseries ア} & \mbb{\bfseries イ} & \mbb{\bfseries ウ} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & \(\textrm{Pb}^{2+}\) & \(\textrm{Ca}^{2+}\) & \(\textrm{Zn}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 2} & \(\textrm{Pb}^{2+}\) & \(\textrm{Ca}^{2+}\) & \(\textrm{Cu}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 3} & \(\textrm{Pb}^{2+}\) & \(\textrm{Fe}^{3+}\) & \(\textrm{Zn}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 4} & \(\textrm{Pb}^{2+}\) & \(\textrm{Fe}^{3+}\) & \(\textrm{Cu}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 5} & \(\textrm{Na}^{+}\) & \(\textrm{Ca}^{2+}\) & \(\textrm{Zn}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 6} & \(\textrm{Na}^{+}\) & \(\textrm{Ca}^{2+}\) & \(\textrm{Cu}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 7} & \(\textrm{Na}^{+}\) & \(\textrm{Fe}^{3+}\) & \(\textrm{Zn}^{2+}\)\\ \hline \mb{\marksheet 8} & \(\textrm{Na}^{+}\) & \(\textrm{Fe}^{3+}\) & \(\textrm{Cu}^{2+}\)\\ \hline \end{tabular} % ====================== 三 問3 ========================== \itemtoi 下線部の物質が酸化物として働いている化学反応式として最も 適当なものを,\のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item \(2\underline{\textrm{K}}+2\textrm{H}_2\textrm{O}\longrightarrow 2\textrm{KOH}+\textrm{H}_2\) \item \(2\underline{\textrm{H}_2\textrm{S}}+\textrm{SO}_2\longrightarrow 3\textrm{S}+2\textrm{H}_2\textrm{O}\) \item \(\underline{\textrm{H}_2\textrm{SO}_4}+2\textrm{NaCl}\longrightarrow \textrm{Na}_2\textrm{SO}_4+2\textrm{HCl}\) \item \(\underline{\textrm{NaOH}}+\textrm{Al}(\textrm{OH})_3\longrightarrow \textrm{Na[Al(OH)}_4]\) \item \(2\underline{\textrm{HCl}}+\textrm{Zn}\longrightarrow \textrm{ZnCl}_2+\textrm{H}_2\) \end{enumerate} % ====================== 三 問4 ========================== \itemtoi 水溶液の電気分解と電気伝導率に関する記述として {\bfseries 誤りを含むもの}を,\のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item 水を電気分解するとき,酸化・還元されにくい電解質を加えるのは, 電気を通しやすくするためである。 \item \(0.1\moll\)の酢酸水溶液は,同じ濃度の塩酸より電気を通しにくい。 \item 塩化ナトリウム水溶液を電気分解すると,陽極(黒鉛)で塩素が 発生する。 \item 硝酸銀水溶液を電気分解すると,陰極(白金)に銀が析出する。 \item ヨウ化カリウム水溶液を電気分解すると,陰極(黒鉛)の周辺の 溶液が褐色になる。 \end{enumerate} % ====================== 三 問5 ========================== \itemtoi 図1に示すダニエル電池に関する次の記述{\bfseries a}~{\bfseries c}に ついて,正誤の組合せとして正しいものを, \のうち{次}{8}{ただし,ファラデー定数は\(96500\cmol\)とする。} \begin{center} \begin{minipage}[b]{90mm} \includegraphics[width=90mm,height=52mm]{fig1.pdf} \end{minipage} \end{center} \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|}\cline{2-4} \multicolumn{1}{c|}{} & \mbb{\bfseries a} & \mbb{\bfseries c} & \mbb{\bfseries c} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & 正 & 正 & 正\\ \hline \mb{\marksheet 2} & 正 & 正 & 誤\\ \hline \mb{\marksheet 3} & 正 & 誤 & 正\\ \hline \mb{\marksheet 4} & 正 & 誤 & 誤\\ \hline \mb{\marksheet 5} & 誤 & 正 & 正\\ \hline \mb{\marksheet 6} & 誤 & 正 & 誤\\ \hline \mb{\marksheet 7} & 誤 & 誤 & 正\\ \hline \mb{\marksheet 8} & 誤 & 誤 & 誤\\ \hline \end{tabular} % ====================== 三 問6 ========================== \itemtoi 図2はアンモニアソーダ法(ソルベー法)によって炭酸ナトリウムが 製造される過程である。アンモニアソーダ法に関する記述として {\bfseries 誤りを含むもの}を,\のうち{下}{5}{} \unitlength=1mm \begin{center} \begin{picture}(120,60)(0,-4) \put(45,4){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{H}_2\textrm{O}\)}}}%%%%% \put(92,4){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{Na}_2\textrm{CO}_3\)}}}%%% \put(32,12){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{CO}_2\)}}}%%% \put(115,12){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{H}_2\textrm{O}\)}}}%%% \put(5,20){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{CaCO}_3\)}}}%%% \put(32,20){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{CaO}\)}}}%%% \put(60,20){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{Ca(OH)}_2\)}}}%%% \put(8,35.5){\makebox(0,0){\fbox{\shortstack{\(\textrm{NaCl}\)\\ 飽和水溶液}}}} \put(95,31.6){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{NaHCO}_3\)}}}%% \put(93.2,40){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{NH}_4\textrm{Cl}\)}}}%%% \put(80,55){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{NH}_4\)}}} \put(97.5,55){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{CaCl}_2\)}}} \put(115,55){\makebox(0,0){\fbox{\(\textrm{H}_2\textrm{O}\)}}} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \put(80,50.5){\vector(0,1){2}} \put(97,50.5){\vector(0,1){2}} \put(115,50.5){\vector(0,1){2}} \put(80,50.5){\line(1,0){35}} \put(93,42.6){\line(0,1){8}} \put(68,20){\line(1,0){5}} \put(73,20){\line(0,1){14.5}} \put(73,35.5){\arc{2}{-1.57}{1.57}} \put(73,36.5){\line(0,1){9.5}} \put(73,46){\vector(1,0){20}} \put(36.5,13){\line(1,0){5}} \put(41.5,20){\arc{2}{-1.57}{1.57}} \put(41.5,13){\line(0,1){6}} \put(41.5,21){\vector(0,1){14.5}} \put(41.5,55){\vector(0,-1){19.5}} \put(41.5,55){\line(1,0){34}} \put(45,6.5){\line(0,1){3.5}} \put(45,12){\vector(0,1){8}} %%%%\thicklines % ←太い線にする命令 \put(45,11){\arc{2}{-1.57}{1.57}} \put(12,20){\vector(1,0){15}} \put(37,20){\vector(1,0){15}} \put(20,20){\line(0,-1){8}} \put(20,12){\vector(1,0){7}} \put(78,11){\vector(-1,0){41}} \put(78,11){\line(0,1){9}} \put(78,20){\line(1,0){37}} \put(115,20){\vector(0,-1){5}} \put(93,20){\vector(0,-1){13}} \put(95,20){\line(0,1){9}} \put(82,31.6){\vector(1,0){5}} \put(82,40){\vector(1,0){5}} \put(82,31.6){\line(0,1){8.4}} \put(17.5,35.6){\line(1,0){64.5}} \end{picture} \end{center} \begin{enumerate} \item 塩化ナトリウム飽和水溶液に二酸化炭素とアンモニアを吹き込んで, 塩化アンモニウムを沈殿させる。 \item 炭酸カルシウムを加熱すると,酸性酸化物(気体)と塩基性酸化物(固形) が生成する。 \item 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを反応させると,アンモニア, 塩化カルシウムおよび水が生成する。 \item アンモニアは回収してアンモニアソーダ法の中で再利用する。 \item 発生する二酸化炭素をすべて利用すると,炭酸ナトリウムの製造に 必要な炭酸カルシウムの物質量は塩化ナトリウムの\({\,1\, \over 2}\)である。 \end{enumerate} \end{description} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 四 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \setcounter{kaitou}{0} \toi \次の問い{5}{7}{19} \begin{description} % ====================== 四 問1 ========================== \itemtoi 金属の反応に関する記述として{\bfseries 誤りを含むもの}を, \のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item カルシウムは,水と反応して水素を発生する。 \item アルミニウムは,希塩酸と反応して水素を発生する。 \item 亜鉛は,濃い水酸化ナトリウム水溶液と反応して水素を発生する。 \item 銅は,希硫酸と反応して水素を発生する。 \item 白金は,濃塩酸と濃硝酸の混合物である王水には反応して溶ける。 \end{enumerate} % ====================== 四 問2 ========================== \itemtoi ある金属Mの塩化物は, 組成式\(\textrm{MCl}_2・2\textrm{H}_2\textrm{O}\)の水和物をつくる。 この水和物294 mgを加熱して完全に無水物にしたところ, 質量は222 mgになった。この金属の原子量として最も適当な数値を, \のうち{次}{5}{} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[4zw][l]{24} {\marksheet2} \makebox[4zw][l]{40} {\marksheet3} \makebox[4zw][l]{56} {\marksheet4} \makebox[4zw][l]{88} {\marksheet5} \makebox[4zw][l]{112} % ====================== 四 問3 ========================== \itemtoi ハロゲンの単体および化合物に関する記述として正しいものを, \のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item 臭素とヨウ素は,どちらも常温・常圧で液体である。 \item フッ素は,ハロゲンの単体の中で最も還元されやすい。 \item ハロゲンの単体は,いずれも常温・常圧で水と反応して 酸素を発生する。 \item フッ化水素の水溶液は,ハロゲン化水素の水溶液の中で 最も強い酸性を示す。 \item フッ化水素は,ハロゲン化水素の中で最も沸点が低い。 \end{enumerate} % ====================== 四 問4 ========================== \itemtoi 錯イオンに関する次の記述{\bfseries a}中の空欄\sikaku{\bfseries ア}・ \sikaku{\bfseries イ}および記述{\bfseries b}中の空欄\sikaku{\bfseries ウ}・\sikaku{\bfseries エ}に 当てはまる語および数値の組合せとして最も適当なものを,それぞれの 解答群の{\marksheet 1}~{\marksheet 6}のうちから一つずつ選べ。 {\bfseries a}\begin{minipage}[t]{0.92\textwidth} 硫酸銅(II)の水溶液にアンモニア水を加えていくと青白色の 沈殿が生じる。さらにアンモニア水を加えると沈殿は溶解し,配位数が 4の銅の錯イオンを含む\sikaku{\bfseries ア}の溶液となる。この錯イオンの 形は\sikaku{\bfseries イ}である。\sikaku{4} \setcounter{kaitou}{4} \end{minipage} \bigskip \begin{tabular}[t]{|c|c|c|}\cline{2-3} \multicolumn{1}{c|}{} & \mbb{\bfseries ア} & \mbb{\bfseries イ} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & 赤褐色 & 正四面体 \\ \hline {\marksheet 2} & 赤褐色 & 正方形 \\ \hline {\marksheet 3} & 赤褐色 & 正八面体 \\ \hline {\marksheet 4} & 深青色 & 正四面体 \\ \hline {\marksheet 5} & 深青色 & 正方形 \\ \hline {\marksheet 6} & 深青色 & 正八面体 \\ \hline \end{tabular} \bigskip {\bfseries b}\begin{minipage}[t]{0.92\textwidth} 塩化銀は水に溶けにくいが,アンモニア水には溶けて銀の 錯イオンを含む無色の溶液となる。この錯イオンはジアンミン銀(I)イオン とよばれ,配位数は\sikaku{\bfseries ウ},配位子は\sikaku{\bfseries エ}である。 \sikaku{5} \setcounter{kaitou}{5} \end{minipage} \bigskip \begin{tabular}[t]{|c|c|c|}\cline{2-3} \multicolumn{1}{c|}{} & \mbb{\bfseries ウ} & \mbb{\bfseries エ} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & 2 & 塩化物イオン \\ \hline {\marksheet 2} & 2 & アンモニア分子 \\ \hline {\marksheet 3} & 2 & 水酸化物イオン \\ \hline {\marksheet 4} & 4 & 塩化物イオン \\ \hline {\marksheet 5} & 4 & アンモニア分子 \\ \hline {\marksheet 6} & 4 & 水酸化物イオン \\ \hline \end{tabular} % ====================== 四 問5 ========================== \itemtoi 図1は中和滴定曲線である。この滴定にはメチルオレンジ (変色域はpH3.1~4.4)またはフェノールフタレイン (変色域はpH8.3~10.0)を指示薬として用いた。 このことに関する記述として正しいものを, 次の{\marksheet 1}~{\marksheet 8}のうちから二つ選べ。 ただし,解答の順序は問わない。\sikaku{6}\sikaku{7} \setcounter{kaitou}{7} \begin{center} \begin{minipage}[b]{76mm} \includegraphics[width=76mm,height=106mm]{fig2.pdf} \end{minipage} \end{center} % % 面倒くさかったので画像貼り付けで済ませたが, % eepic.sty picture環境でも描けます。 \begin{enumerate} \item \(0.10\moll\)の水酸化ナトリウム水溶液\(20 \textrm{m}l\)に, \(0.10\moll\)の塩酸を滴下していくと,曲線A(実線)が得られる。 \item \(0.10\moll\)の塩酸\(20 \textrm{m}l\)に, \(0.10\moll\)のアンモニア水を滴下していくと,曲線A(実線)が得られる。 \item \(0.10\moll\)の酢酸水溶液\(10 \textrm{m}l\)に, \(0.05\moll\)の水酸化ナトリウム水溶液を滴下していくと,曲線B(点線)が 得られる。 \item \(0.10\moll\)の硝酸\(10 \textrm{m}l\)に, \(0.05\moll\)の水酸化ナトリウム水溶液を滴下していくと,曲線B(点線)が 得られる。 \item 曲線A(実線)の滴定のときに,中和点(終点)の指示薬としてメチルオレンジは使えない。 \item 曲線A(実線)の滴定のときに,中和点(終点)の指示薬としてフェノールフタレインは使えない。 \item 曲線B(点線)の滴定のときに,中和点(終点)の指示薬としてメチルオレンジは使えない。 \item 曲線B(点線)の滴定のときに,中和点(終点)の指示薬としてフェノールフタレインは使えない。 \end{enumerate} \end{description} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 五 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \setcounter{kaitou}{0} \toi \次の問い{6}{7}{24} \begin{description} % ====================== 五 問1 ========================== \itemtoi 脂肪族飽和炭化水素について,鎖式(鎖状)か環式(環状) の{\bfseries どちらか一方の炭化水素のみ}に当てはまる記述を, \のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item 炭素原子と水素原子だけからできている。 \item 構成している水素原子の数は奇数である。 \item 炭素数が一つ増えると,分子量は15増える。 \item 分子式は,\(\textrm{C}_n\textrm{H}_{2n+2}\)で表される。 \item 炭素原子間には二重結合がない。 \end{enumerate} % ====================== 五 問2 ========================== \itemtoi 有機化合物の異性体に関する記述として正しいものを, 次の{\marksheet 1}~{\marksheet 6}のうちから二つ選べ。 ただし,解答の順序は問わない。\sikaku{2}\sikaku{3} \setcounter{kaitou}{3} \begin{enumerate} \item マレイン酸とフマル酸は,互いに構造異性体である。 \item フタル酸とテレフタル酸は,互いに幾何異性体(シス-- トランス異性体)である。 \item ブタンと2--メチルプロパンは,互いに光学異性体である。 \item エタノールとジメチルエーテルは,互いに構造異性体である。 \item 1--ブテンには,幾何異性体(シス--トランス異性体)がある。 \item アラニンには,光学異性体がある。 \end{enumerate} % ====================== 五 問3 ========================== \itemtoi 次の記述{\bfseries a}~{\bfseries c}に当てはまる物質の組合せとして 最も適当なものを,\のうち{下}{6}{} {\bfseries a} 濃硝酸と濃硫酸の混合物を加えて温めると,置換反応が起こる。 {\bfseries b}\begin{minipage}[t]{0.92\textwidth} ヨウ素と水酸化ナトリウム水溶液を加えて温めると,ヨードホルム が生成する。 \end{minipage} {\bfseries c} フェーリング液に加えて煮沸すると,赤色沈殿が生じる。 \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|}\cline{2-4} \multicolumn{1}{c|}{} & \mbbb{\bfseries a} & \mbbb{\bfseries b} & \mbbb{\bfseries c} \\ \hline \raisebox{15pt}{{\marksheet 1}} & \raisebox{15pt}{{\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize$\textrm{CH}_{3}\textbf{―}\textrm{CH}_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1==OH;3==H;4==CH$_{3}$;2==CH$_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==H;2==H}} \\ \hline %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \raisebox{15pt}{{\marksheet 2}} & \raisebox{15pt}{{\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize$\textrm{CH}_{3}\textbf{―}\textrm{CH}_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==O;4==C$_{2}$H$_{5}$;2==C$_{2}$H$_{5}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==OH;2==CH$_{3}$}} \\ \hline %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \raisebox{15pt}{{\marksheet 3}} & {\changeunitlength{0.04pt} \bzdrv{}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1==OH;3==H;4==CH$_{3}$;2==CH$_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==H;2==CH$_{3}$}} \\ \hline %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \raisebox{15pt}{{\marksheet 4}} & {\changeunitlength{0.04pt} \bzdrv{}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==O;4==C$_{2}$H$_{5}$;2==C$_{2}$H$_{5}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==H;2==H}} \\ \hline %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \raisebox{15pt}{{\marksheet 5}} & {\changeunitlength{0.04pt} \tiny\bzdrv{1==CH$_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1==OH;3==H;4==CH$_{3}$;2==CH$_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==OH;2==CH$_{3}$}} \\ \hline %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \raisebox{15pt}{{\marksheet 6}} & {\changeunitlength{0.04pt} \tiny\bzdrv{1==CH$_{3}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==O;4==C$_{2}$H$_{5}$;2==C$_{2}$H$_{5}$}} & {\changeunitlength{0.07pt} \scriptsize\tetrahedral{0==C;1D==O;4==H;2==CH$_{3}$}} \\ \hline \end{tabular} % ====================== 五 問4 ========================== \itemtoi 実験室で合成した酢酸エチルを精製するために図1の蒸留装置を 組み立てた。点線で囲んだ部分{\bfseries A}~{\bfseries C}に関する。記述{\bfseries ア}~{\bfseries キ}に ついて,正しいものの組合せとして最も適当なものを,\のうち{次}{8}{} \begin{center} \begin{minipage}[b]{120mm} \includegraphics[width=120mm,height=63mm]{fig3.pdf} \end{minipage} \end{center} 〔部分{\bfseries A}〕\\ 沸騰石を入れているのは,\\ {\bfseries ア} フラスコ内の液体の突沸を防ぐためである。\\ {\bfseries イ} フラスコ内の液体の温度を速く上げるためである。\\ 〔部分{\bfseries B}〕\\ 蒸留されて出てくる成分の沸点を正しく確認するためには,\\ {\bfseries ウ} 温度計の再下端を液中に入れる。\\ {\bfseries エ} 温度計の再下端を液面のすぐ近くまで下げる。\\ {\bfseries オ} 温度計の再下端を枝管の付け根の高さまで上げる。\\ 〔部分{\bfseries C}〕\\ 冷却水を流す方向は,\\ {\bfseries カ} 矢印の方向でよい。\\ {\bfseries キ} 矢印の方向とは逆にする。\\ \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|}\cline{2-4} \multicolumn{1}{c|}{} & \mbb{\bfseries A} & \mbb{\bfseries B} & \mbb{\bfseries C} \\ \hline \mb{\marksheet 1} & {\bfseries ア} & {\bfseries ウ} & {\bfseries カ} \\ \hline {\marksheet 2} & {\bfseries ア} & {\bfseries エ} & {\bfseries キ} \\ \hline {\marksheet 3} & {\bfseries ア} & {\bfseries オ} & {\bfseries カ} \\ \hline {\marksheet 4} & {\bfseries ア} & {\bfseries オ} & {\bfseries キ} \\ \hline {\marksheet 5} & {\bfseries イ} & {\bfseries ウ} & {\bfseries カ} \\ \hline {\marksheet 6} & {\bfseries イ} & {\bfseries ウ} & {\bfseries キ} \\ \hline {\marksheet 7} & {\bfseries イ} & {\bfseries エ} & {\bfseries カ} \\ \hline {\marksheet 8} & {\bfseries イ} & {\bfseries オ} & {\bfseries キ} \\ \hline \end{tabular} % ====================== 五 問5 ========================== \itemtoi 酸素原子を含む有機化合物に関する記述として{\bfseries 誤り を含むもの}を,\のうち{次}{5}{} \begin{enumerate} \item エタノールと濃硫酸を130~140$\doc$で反応させると, 水分子がとれてジエチルエーテルが生じる。 \item カルボン酸とアルコールを反応させると,水分子がとれてエステル が生じる。 \item アルデヒドを還元すると,第一級アルコールが生じる。 \item 第二級アルコールを酸化すると,ケトンが生じる。 \item 第三級アルコールは,第一級アルコールよりも容易に酸化できる。 \end{enumerate} % ====================== 五 問6 ========================== \itemtoi 分子式\(\textrm{C}_8\textrm{H}_n\textrm{O}_2\)で示される有機化合物が ある。この化合物34 mgを完全燃焼させたところ18 mgの水が生じた。 この分子式中の水素原子の数$n$として正しいものを,\のうち{次}{5}{} \hspace*{0.5zw} {\marksheet1} \makebox[4zw][l]{8} {\marksheet2} \makebox[4zw][l]{10} {\marksheet3} \makebox[4zw][l]{12} {\marksheet4} \makebox[4zw][l]{14} {\marksheet5} \makebox[4zw][l]{16} \end{description} \end{document}先頭に戻る UNIQUE LABORATORY に戻る