- 世界一受けたい授業教材(高校編) -
佐賀県では平成16年度から普通教科(国語・数学・英語・理科・社会・保健体育・家庭・芸術など)の高校教員に一人一台のノートパソコンを配布しパソコンを使わなければできない授業をするように勧めている。(パソコンを使って授業プリントを作ったとか,パソコンで DVD を再生してプロジェクタで生徒に見せたとかいうレベルではダメで,板書(黒板にチョークで書くこと)することを全てプレゼンテーションソフトで作成して授業するレベルを求められている)
これは文部科学省の調査(I・調査項目 < 参考> 3 都道府県別教員のコンピュータ活用等の実態 で「佐賀県はコンピュータで指導できる教員の割合が全国ワースト四位(Excelファイル)」という結果が出てしまったためである。
(追記)2005年8月5日 平成17年3月1日での調査では全国ベスト22位(Excelファイル)になりました。←このExcelファイルちょっとおかしくて削除したシートを参照する関数が含まれていて,しかも「再計算」が「手動」なっています。そのため[F9]を押して再計算するとおかしくなってしまいます。注意して下さい(コピーして「値のみ」貼り付けしたほうが良いかも)。
しかしながら活用事例を捻り出すのに四苦八苦している方が多いと思う。教科「情報」や数学などはまだましとしても,パソコンを活用した国語の授業教材の作成などはとても難しいと思う。ネットで活用事例を調べても小中学校での活用がほとんどで,高校で使えるものはほとんどない。
こうした状況を改善すべくパソコンを活用した高等学校授業教材を作成してみようと思う。多忙な業務に追われている方々のためになれば幸いである。
■ 実施する授業について考察
まず教員に配布されたパソコンについて説明する。CPUやメモリなどは通常使うには十分なスペックではあるが,使えそうなソフトは Word, Excel, PowerPoint, 一太郎,Internet Explorer ぐらいである。またセキュリティ上の理由から各自が勝手にソフトをインストールすることは禁止されている。これだけのソフトで出来そうな授業を考えると
- TV会議システムを利用した遠隔地共同授業
- 表計算ソフトの使い方のような「ソフトウェアそのものを学習する情報の授業」
- 板書の代わりに,パワーポイントを使って説明をする授業
- グラフ作成フリーソフトを使った「視覚的な数学の授業」
- インターネットでネットサーフィンしながら「松尾芭蕉の奥の細道をたどる国語の授業」
a. のような授業は好きな方にまかせようと思うし,b. のような授業も除外する。今回は c. 以降の授業を考える。
- 数学(PowerPoint)TeXclip
- 英語(ソフト活用)英単語学習
- 化学(ソフト活用)分子構造
- 商業簿記(Excel)仕訳,帳簿
- 国語(PowerPoint)敬語の学習
- 体育(PowerPoint)ビデオ教材
- 家庭(ソフト活用)食料自給率ソフト
- 数学(ソフト活用)グラフ描画ソフト
- 情報モラル(Web)佐賀銀行デマメール事件
- 数学(PowerPoint)TexPoint,たすきがけ
- 数学(PowerPoint)数式エディタ,解の公式
- 国語(PowerPoint)漢文
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